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外来魚問題 「外来魚が在来種を駆逐」に再び疑惑浮上

投稿者 : 加藤展幸 on

(本記事は2013年当時に書かれたものを再度アップしたものです。)

先日掲載された以下の記事で、外来魚問題に関わる気になる事を発見しました。

よみがえったイタセンパラ、淀川で8年ぶり繁殖 府や住民の活動実る - Yahooニュース (記事が削除済みである場合は上記画像でもご確認頂けます)

問題の部分を以下に抜粋します。

「平成13年の調査では7839匹の稚魚が確認された。しかしその後、琵琶湖から下ったブラックバスやブルーギルなどの外来魚が繁殖し、生態系が変化。護岸工事によるわんどの減少が重なり、18年には大阪の淀川から完全に姿を消した。」

イタセンパラの調査が外来魚の無実を逆に証明か

平成13年は2001年、平成18年は2006年のことです。問題の記事では2001年度にはまだ7839匹の稚魚が確認されている事になっています。そしてイタセンパラが消えたのが2006年との事から、イタセンパラの激減が起こったのは2001-2006年の間という事になります。

しかしブラックバスやブルーギル等の外来魚の繁殖が淀川全域で確認されたのは1990年代以前。十年以上も前から既に定着していた種が原因で、突如イタセンパラが絶滅するほど激減するとは考えづらいと言えます。

上記画像は、同記事の画像を拡大したもの。ご覧の通り、平成14年から平成15年にかけての減少数が少ないのがわかります。

人口が増えれば必要な食料の量が増えるの同様に、外来魚の個体数が増えているのが原因なら、イタセンパラの減少数も前年度と同等、もしくはそれ以上になるはずですが、そうはなっていません。その点にも疑問を感じます。

しかも2001年-2006年といえば、淀川水系の釣り人たちが「ブラックバスが急激にいなくなった(釣れなくなった)」と言っていた時期と重なるのです。つまり、このイタセンパラの激減に外来魚が原因と言えるほど関与しているかは極めて疑わしい事になります。

本当に外来魚たちは"有罪"なのか

釣り人の多くは「外来魚が在来種を駆逐し危機に晒している」という意見に少なからず疑念を抱いてきました。

確かに希少種、固有種、天然記念物などの保護は大事です。外来魚が在来種を食べる事もあります。

しかし少なくとも、このイタセンパラの激減に関しては冤罪である可能性があるわけです。もしこの件が冤罪なら、他にももっとバスたちの冤罪があるかもしれません。

本当に外来魚たちは全国で虐殺されねばならぬ程の事をしてきたのでしょうか?この記事で今再び疑問が浮上したわけです。

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