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ナマズが釣れる場所はどこ?ナマズが集まる場所の2大条件【徹底解説】

投稿者 : 加藤展幸 on

ナマズは特定の条件が重なる場所にいる

近年の研究によって、ナマズは特定の条件が重なる場所に集まる傾向があると判明している。以下がその条件だ。

  • 河川の堰や流れ込みの下流側400メートル以内にある
  • 水中に水草・岩・ガレキが豊富、または水面の広範囲が草木やトンネル状の橋で覆われている場所

つまりは、『河川の堰や流れ込みの下流側400メートル以内にある、障害物などによって水中に物陰がたくさんある場所』ならナマズがいる可能性が高いというわけだ。

順をおって解説しよう。

条件①河川の堰や流れ込みの下流側400メートル以内であること

まず第一の条件『河川の堰や流れ込みの下流側400メートル以内であること』。この条件が最も重要だ。(400メートルとは、徒歩で5分ほど)

近年の研究では、ナマズは一日の間に狩り場と休息場所を行き来することが分かっている。

堰や流れ込みは、餌となるような小魚などの生き物も豊富であることが多い。また、激しく水がかき混ぜられる事で酸素量も比較的多い。つまり、堰や流れ込みは、ナマズにとって最高の狩り場の一つという事だ。

そして多くのケースで、ナマズは狩り場から400メートル以内にある物陰が豊富な場所を、休息場所にすることが多い。だからこそ、堰や流れ込みの下流側400メートル以内であることが重要なのだ。

条件②水中に水草・岩・ガレキが豊富、または水面の広範囲が草木やトンネル状の橋で覆われている場所

条件①の説明でも少し触れたように、ナマズは水中の物陰を休息場所にする。しかし、物陰が少ししかないような場所はダメ。あくまで物陰がたくさんある事が重要なのだ。

物陰がたくさんあれば、それだけたくさんのナマズが休息場所に出来る。つまり、物陰がたくさんある方が、たくさんのナマズが集まっている可能性が高いという事だ。

ただし、ここで重要なのは、条件②であるナマズの休息場所は、狩り場から離れている必要はないという事。ポイントによっては狩り場と休息場所が数十メートルしか離れていない場合もあるし、逆に休息場所が400メートル以上離れている場合もあることを覚えておこう。

衛星写真で見るナマズ爆釣ポイント

この記事で言っている事が正しい事をGoogleマップの衛星写真で証明しよう。

衛星写真A


©Google

まずは上記の写真A。赤い点が堰のある場所。ピンクの円がナマズの狩り場。緑の円がナマズの休息場所。堰からナマズの休息場所まではおよそ160メートルだ。

ここは筆者が通うナマズ爆釣ポイントの一つ。同河川の中でも最多級にナマズが多く集まる場所だ。

見ての通り、ナマズが休息場所にしている所は、橋の下になっていて大きな物陰になっている。しかもその橋の下は、水草が豊富に生えていて、実質的に物陰が二重に形成されている。

そして夜になると、ナマズはこの休息場所から上流へ移動し、ピンクの円がある狩り場で狩りをする。ちなみに緑の円から少しでも下流に行くと、物陰が減るのでナマズの数は激減する。この2大条件がいかに大事がお分かりいただけるだろう。

衛星写真B

©Google

次はこの写真B。見ての通り、堰が二カ所あり、結果として狩り場も二カ所ある。休息場所からB川の堰までは約230メートル。C川の堰までは60メートルほど。

この場所は写真Aの河川とは別の河川にあるポイントだが、ナマズの数は恐らく県内トップクラス。理由はこの恵まれた環境にある。

まずこのポイントにおけるナマズの休息場所が特殊で、まず竹林によって水面の広範囲が影になっている。さらに朽ちた無数の竹が水中に没している上に、護岸コンクリートのガレキが広範囲に物陰をつくっている。

見ての通り、さらにその休息場所がB川とC川の合流地点にあり、B川・C川共に、近距離に堰がある。これほど恵まれた環境は、少なくとも県内では見た事がない。県内最高クラスのナマズ爆釣ポイントだ。

2大条件に当てはまる場所ならナマズは高確率でいる

今回紹介したのは2つの爆釣ポイントだけだが、筆者が知っている他のナマズ爆釣ポイントも全てこの2大条件に当てはまるところばかりだ。

つまり、この記事で紹介している2大条件は、ナマズが集まる場所と条件を的確に示しているということ。

そして、この2大条件が当てはまる場所は、Googleマップなどでも比較的目星がつけやすい。まずはこの2大条件が当てはまりそうな場所をGoogleマップなどで探してみよう。

あなたの大爆釣を願っている。

関連動画

参照・参考

Googleマップ

※なお、本記事には、釣りを科学するルアーブランド「ライゼンバイト」による独自研究データも含まれています。

<著者>

加藤 展幸

釣りを科学するルアーブランド「ライゼンバイト」運営統括責任者/ルアーデザイナー

様々な科学的知識を基に釣魚を研究し、先進的なルアー製品の開発を行っている。主な開発実績は、世界初の水面を自在に飛び跳ねさせられるトップウォータープラグ。世界初の鯉専用ルアー。世界初のナマズの捕食メカニズムに最適化されたルアーなど他多数。

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