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ナマズの活性 雨や濁りより水流の強弱が強く影響か

投稿者 : 加藤展幸 on

1.結果が常に不安定だった雨有力説や濁り有力説

ナマズ釣りに最適なナマズの活性が高まるタイミングについては、今日に至るまで降雨後や何らかの理由で濁りが入ったタイミングが良いとされてきた。

しかしその一方で、雨が降ったのに釣れない、濁りが入ったのに釣れないという釣り人からの報告も常々あり、結果は常に不安定であった。

これに関してはライゼンバイトのフィールド調査でも確認されており、雨や濁りでナマズの活性が上がるかというと、結果はかなりまちまちであった。

2.ナマズの活性には雨や濁りより水流の強弱が強く影響か

そんな中、ライゼンバイトのフィールド調査から新たな説が浮上。それが「ナマズの活性は河川の水流の強弱に左右されるのではないか」という説である。

というのも、とある小規模河川にいた際、川を堰き止めていた堰が開放され、放水が始まり、水が流れ始めた途端、それまで低活性だった堰の上流側にいたナマズたちが一斉に動き出し、ルアーに対する反応が著しく良くなるという現象に遭遇したのである。

そこでライゼンバイトは、降雨後や濁りが入るタイミング等でも、河川の水流が強まるか否かに注目して観察を続けた。

すると、確かに河川の水流が平常時より強まるとナマズの活性が高くなる傾向が見られたのである。

3.適度に水流が強まったタイミングがベストか

ただし、単に水流が強まれば良いわけではなく、適度に強まったタイミングが良いようである。激流は逆効果ということだ。

また、その水流が強まった状態が連日続き、水流の強い状態が日常化してしまってもあまり良くはないようだ。

つまり、あくまで水流が強まったタイミングか、水流が強まってからの短い期間でないと意味がないのかもしれない。

4.「水流の強弱が影響」なら多くのつじつまが合う

水流の強弱で魚の活性が上下するといえば、一番に思いつくのは海の魚たちである。潮が動くと魚の活性はあがり、潮が止まると魚の活性も下がる。

ナマズも海の魚たちと同様なのではないだろうか。

ナマズだけではない。バスも強風が吹いて水が大きく動くと活性が上がると言われている。

水流の強弱が影響していると考えれば色々とつじつまが合う。

雨の場合

雨が一定以上降れば河川の水流が強まるのは当然である。しかし単に雨が降っただけでは良くない事も多い。

ということは、適度に水流が強まる雨量が重要で、雨が降ってもナマズが釣れない時は、雨の量が不十分で水流が強まっておらず、ナマズの活性が上がっていないか、もしくは雨の量が過剰過ぎてナマズにとって危険な激流となり、防衛本能から身を潜めてしまっているのではないだろうか。

濁りの場合

濁りについても同じである。昔、雨が降って川が笹濁りになるとナマズがよく釣れると言われた。笹濁りになるということは、適度に雨が降って水流が強まっているという事であり、つまりは濁りが入った事が重要なのではなく、適度に水流が増しているタイミングであることが重要なのではないだろうか。

逆に河川や水道管の工事などに伴う、濁りは入るが水流は強くならない状況では、ナマズの活性が高まっている様子は見たことがない。

田んぼの代掻きの場合

田んぼの代掻きの時期にはナマズの活性があがると言われ、実際よく釣れている釣り人が多いが、代掻き時には田んぼに水を入れるため、水の供給源である関連河川の水流は強まっているところも多いはずである。

全ての共通点が水流

このように雨・濁り・代掻き、すべての共通点に「水流の強まり」がある。その一方、雨にしても濁りにしても、雨が降っただけ、濁りが入っただけという状況ではダメなことも多い。

低水温でナマズの活性が低めな冬のナマズ釣りでも、冬季に水流が弱まる河川より、水流が保たれる河川の方が明らかにナマズの活性が高い。消去法で考えていくと、全てが水流に結びつく。

もちろんこれはまだ仮説の域を出ないが、これまで定説であった雨や濁りよりはつじつまが合うところも多い。ナマズの活性は、水流の強弱が強く影響している可能性が高いと言えそうだ。

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