目次
冬でもナマズは釣れる
冬はナマズが低活性になって釣れないと思われている人が多いようだが、それは勘違いである。
実際、冬季でもナマズが活発に行動する事が近年の研究によって分かってきている (小河川における超音波テレメトリーを用いたナマズの行動解析 森晃ほか 2013)。
それは釣り人による観察によっても多数報告されており、冬でもナマズが釣れることは間違いない。しかも場合によっては、爆釣と言える程よく釣れることもある。
ただし、冬のナマズを釣るには注意すべきこともある。
冬のナマズ釣りで結果を出すための必須条件
冬をナマズを釣るには、以下のことに注意してほしい。
- まず時間帯は日中か、日没後三時間以内
- 冬季に水流と水量が減らない川を選ぶ
- 水温が極端に冷たくならない場所が良い
- ポイントの選び方は他の季節と大きく変わらない
- ルアーの動かし方はスローが基本
- 冬でもトップで釣れないわけではない
- 冬眠中のナマズは基本的に釣れない
順に詳しく説明しよう。
まず時間帯は日中か、日没後三時間以内
冬のナマズ釣りでは時間帯が非常に重要。
”冬のナマズは、他の季節に比べて日中に活動することが多くなる”ということが研究によって分かってきている。
また、特に日没後3時間以内は活性が高まり、釣りやすい状態になっている事が多いことも研究によって判明している。
つまり、冬のナマズを釣るには、日中か日没後三時間以内が良いというわけだ。
冬季に水流と水量が減らない川を選ぶ
冬のナマズを釣るためには、河川選びも大事。とにかく冬季に水流と水量が減らない川を選ぶこと。
大前提として、多くの魚類は水流の強弱が活性の高さに強く影響する。つまり、『水流が極端に弱くなると魚は活性が下がり、水流が適度に強まると活性があがる傾向がある』ということ。
だからこそ、冬のナマズを釣るためには、冬季に水流と水量が減らない川を選ぶことが大事ということだ。
日本の河川の多くは、農業と深い関わりがあり、田畑への水の供給源になっている。だから農業が落ち着く冬季には、水流も水量も大きく減ってしまう河川が多いので、注意しよう。
関連記事『ナマズの活性 雨や濁りより水流の強弱が強く影響か』
水温は極端に冷たくならない場所が良い
冬のナマズを釣りたいならば、水温が極端に冷たくならない場所を選ぶこと。
「ナマズは寒さに弱い」という一般認識は間違いで、むしろナマズは寒さに強い方だ。しかし当たり前ながらナマズにも限界があるので、水温が極端に冷たくならない場所の方が良いのは間違いない。
当たり前ながら、日本は土地が南北に長い国で、北部と南部で寒暖差が大きい。そして例え比較的暖かい地方でも、釣り場によっては水温がひどく下がることもあり得る。その点に注意して場所を選ぼう。
ポイントの選び方は他の季節と大きく変わらない
河川や時間帯の選び方の次は、ポイントの選び方。冬のナマズを釣る場合でも、探るべきポイントの選び方は他の季節と大きく変わらない。
堰(せき)の水が流れ落ちている付近。流れ込み。河川や水路の合流地点。そしてこれらの地点にあるオーバーハングや、水草や岩といった各種障害物周りなど、定番ポイントで問題ない。
ただ一つ注意する点として、河川によっては『ナマズの越冬場所』が存在する可能性がある。つまり、『攻めるべきポイント』は同じでも、『同じ河川内でナマズの居場所(流域)が偏っている場合もある』という事だけ注意しておいてほしい。
ルアーの動かし方はスローが基本
ナマズが寒さに強いといっても、寒さで動きが鈍らないわけではない。だからこそ、冬のナマズを狙う時は、ルアーの動かし方はスローが基本。
冬はルアーの動かし方が速すぎると、ナマズがルアーを追いきれないことも多くなる。例え追いきれたとしても、冬季はバイトの仕方が弱くなりやすいので、フックにかからない事も増える。
だからナマズがルアーを捕えやすいように、スローに動かすのが基本。
冬でもトップで釣れないわけではない
ナマズ釣りと言えばトップウォーターでの釣りが人気だが、冬でもトップで釣れない事はない。実際、多くのナマズアングラーは冬でもトップで釣果を出している。
ただし、冬はナマズも動きが鈍りやすいので、ナマズがルアーを追いかける必要があまりない、極力浅い場所を狙うと釣果につながりやすいだろう。
冬もナマズ釣りを楽しもう
前述の通り、注意点さえ気をつければ冬でもナマズ釣りを楽しむことは出来る。場合によっては爆釣できることもあるのだ。
是非みなさんも、冬のナマズ釣りに挑戦してみて欲しい。
関連動画
※本稿には研究段階の内容も含まれます。また、魚の生態は各地で異なることがあり、ここに書かれている事が全てではありません。予めご了承ください。
