カイトアイとは【多点支持式運動制御機構】
カイトアイ(Kite-eye)とは、当ブランド「ライゼンバイト」が発明した、ルアーを特定の姿勢や運動状態を発生・維持させるための「多点支持式運動制御機構」のことである。
本稿では、同機構「カイトアイ」に関する詳細と応用について解説する。
発明者
加藤展幸(ライゼンバイト運営統括責任者)
発明時期
原理・基本構想の発明時期
2006年頃 ロッドアクションで水面を自在に飛び跳ねさせられるプラグ開発時
現構成の試作および動作実証時期
同上
実製品としての採用時期
2026年7月11日
基本構成
前述した通り、カイトアイとは「多点支持式運動制御機構」であり、以下がその設計における基本構成である。
硬質または軟質素材から成る線状または板状の部品Aを用いて、部品Aの各末端をルアー本体における頭部と胴部や、頭部と尾部、胴部と尾部、またはリップやブレードに相当するルアーのパーツにおける両端部や末端と中心部などといった離れた二点以上にそれぞれ接続し、部品Aに設けられた単一または複数の頂点を力点として、釣り糸によって同ルアーを牽引する事で、ルアーの姿勢に対する多点支持・拘束的効果を発生させ、同ルアーにおいて特定の姿勢・運動状態に留めやすくするものである。
部品Aの各末端とルアー本体との接続は、必ずしもルアー本体との一体化による固定式である必要はなく、部品Aの末端およびルアー本体等にループを設けるなどして、いわゆる可動ジョイント式などでも成立させることができる。
従来設計の課題と多点支持式による作用
ルアーの多くが、カルマン渦の安定発生や水の抵抗分布の反復的遷移によって動作を可能にしていると考えられている。そして、それらカルマン渦の安定発生や水の抵抗分布の反復的遷移は、運動原理を担うルアー本体やパーツが水中において特定の姿勢・状態になった時に発生するものである。
しかし一点支持式である従来の設計では、ルアー本体やパーツの姿勢を安定させる要素は、ウェイトや浮力などを用いた重心設定や、リップなどの水の抵抗を受ける抵抗部位が主であったため、特定のアクションをするルアーやパーツを開発しようとしても、重心設定が厳しくなりがちであったり、形状や素材の関係で設計が困難になる事もあったり、一点支持ではそもそも実現が出来ないケースもあった。
カイトアイの多点支持式設計は、運動原理を担うルアー本体やパーツを多点支持することによって、水中での姿勢維持を容易にし、従来の設計では困難であったアクションの実現や、既存ルアー群におけるアクションの即時発生や安定化・運動の強弱制御などをより容易に図ることが出来る。
原理と他分野応用例
カイトアイの多点支持による物体姿勢の安定化の原理は至極簡単である。重力や抵抗など特定の力の影響を受ける物体を外部の力によって支える場合、一点で支えるより離れた二点以上の多点支持で支える方が、その姿勢をより安定させやすくなる。
ルアーに関しては、釣り人が釣り糸を介してルアーを引く事で、ルアーに対して水の抵抗が発生するという構造であるが、この構造に近しいもので、多点支持を採用・成功している例は以下のようなものがある。
分かりやすい例で言えば、凧あげの凧は、凧本体の上下左右末端部に糸などを接続し、収束部に頂点を設け、そこを力点として牽引する事で、空気抵抗を受けた際の凧本体の姿勢の安定化を図り、より安定した飛行を可能にしている。
さらに身近な例で言えば、ショルダーバッグやハンドバッグなども、持ち手によってバッグ本体に対して多点支持する事で、バッグの自重および内容物による荷重がかかった状態におけるバッグ本体の姿勢の安定化を可能にしている。
カイトアイを用いた多点支持によるルアー姿勢の安定化および運動制御の原理も上記例と同様で、ルアー本体またルアーのパーツに対して多点支持をする事で、水の抵抗がかかった際の姿勢の安定化と、その際に発生する運動の制御をより容易にするものである。
実用例
例①2006年頃におけるインジエアー試作モデル

上記画像は、2006年頃に「ロッドアクションで水面を自在に飛び跳ねさせられるプラグ」として開発中であった、インジエアーという製品の試作モデルにカイトアイを採用した際の構造を図にしたものである。
「基本構成」で説明した部品A(このモデルでは太さ1㎜のステンレス線)を、ルアー本体の中央より1.5㎝ほど頭部寄りの腹面に一点(接続点a)、尾部末端の腹面に一点(接続点b)というかたちで接続。部品Aの頂点に釣り糸を結束して牽引する。
ウェイト位置に関しては盗作を避けるため機密扱いとするが、同製品の開発において初めてロッドアクションによる水面からの飛び跳ねアクションを実現できたモデルであった。
例②2026年7月発売「リボルトラップ」

上記画像は、2026年7月に発売した「リボルトラップ」という製品の商品画像である。リボルトラップでは、太さ0.9㎜のステンレス線から成る部品Aを、頭部末端の背面に一点(接続点a)、胴部背面の中央左端に一点(接続点)というかたちで接続。
部品Aの頂点に釣り糸を結束して牽引することで、従来設計では難しかった板状ボディーによる水平方向に対する広範囲ヘリカルアクション(広範囲螺旋運動)を可能にした。
拡張性・発展性
本発明の拡張性・発展性は非常に高い。上記二例はどちらも2006年ならびに2026年当時には世界初と言える新規性の高い運動性能を実現したものであり、それら二例どちらもがカイトアイの採用によって実現している時点でカイトアイの発展可能性を物語っている。
また、従来のルアー群におけるアクションの発生・維持を補助・促進できることも確認されている事から、カイトアイの発展性は非常に高いと考えられる。
本資料公開の目的 ※必読
本資料の公開は、特定の企業・個人・団体等が、特許や実用新案の取得をもって本発明を独占的に利用する事を防ぐ目的で公開しています。
本資料の公開によって明確な先行事例が明示されたことになり、本発明において特許ならびに実用新案を取得・行使する事は、発明した当ブランドですら実質的に不可能に近い状態となります。
悪意を持った第三者の偽計による特許等の取得を防ぐため、当ブランドによる発明である事を法的に実証できるあらゆる手段を打っておりますので、あらかじめご注意下さい。
なお、上記で示した二例(インジエアー試作モデルならびにリボルトラップ)の構造・設計の盗用や模倣を許可するものではありません。くれぐれもご注意願います。
資料作成日
2026年7月25日
資料初回公開日
2026年7月26日