1.ナマズがよく釣れる時期は春から晩秋頃まで
ナマズがよく釣れる時期は、春から晩秋ぐらいまでです。ナマズは水温が10度前後以上になると活動的になり始めると言われており、水温が10度以上を保っているのが凡そ春から晩秋までなのです。
月でいうと、本州中部では4月頃から11月頃まで。日本は縦に長い国であるため、ナマズが活動的になる(=ナマズがよく釣れる時期)は地方によって差が出てきます。
北海道や東北など寒い地方では、ナマズが活動的になる時期は狭まる傾向があり、逆に九州など比較的暖かい地方では、寒い地方に比べてナマズが活動的である時期が長くなる傾向があるようです。
2.冬でもナマズは釣れる
冬はナマズが釣れないと誤解されている方が多いですが、実際には冬でもナマズは釣れます。釣れないのではなく、他の季節に比べて釣りにくくなるというだけです。
一部のメーカーやプロアングラーなどによる誤った情報によって、「ナマズは寒さに弱い」「ナマズは低水温になると釣れなくなる」という誤解が広まっていますが、実際にはナマズは寒さにかなり強く、「ナマズは水温が10度以下になると活動が鈍くなる」という定説も近年の研究によって覆されつつあります。(したがって本記事では"10度前後"という記述にしています)
ただし冬が深まって、水温が一桁台後半以下になると、ナマズが釣りにくくなる傾向がある事は確かです。ルアーに対する反応が鈍くなるだけでなく、ルアーが近づくと逃避行動をとる個体も他の季節に比べて急増する傾向があります。
また、冬季はナマズが活発な釣り場と活発でない釣り場の差も激しく、冬季にナマズを釣ろうと思うと釣り場の選別も重要となってきます。
※画像は注文殺到の人気ナマズ専用ルアー「ポルトガ」で冬に釣れたナマズ
3.夏でも酷暑日などは難しい時もある
冬ばかりがナマズを釣りにくい季節と思われがちですが、実は夏の酷暑日などもナマズが釣れにくくなる傾向があります。特に酷暑日の日中は、ナマズが物陰に隠れたまま動かず、全く釣りにならないという事も珍しくありません。
またそういった酷暑日は、夜間になってもナマズが釣れにくい状況が続く事も多く、これは気圧が原因であるという説や、ナマズの活性と河川の水流量には密接な関係がある可能性が高いことから、酷暑日が続くと河川の水流量が減ることでナマズの活性が下がってしまうのではないかという説もあります。
真夏のような温暖な時期でもナマズが釣れにくくなる事があるので、気をつけましょう。