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タモ網・ランディングネットを自作する方法【100均】

Posted by 加藤展幸 on

鯉のルアー釣りが密かな人気を高めている昨今、「鯉釣りをしたくても鯉をすくえるような大きなランディングネットなんて無いよ」「そんな大きなタモ網は高くて買えない」と嘆いている方も多いはず。

そんな方たちのために、YOUTUBEのライゼンバイト公式チャンネルでは、「100均で買えるものを使ってタモ網・ランディングネット)を自作する方法」を公開しました。

本稿では、同動画に触れつつ、動画内で紹介したタモ網の自作方法に関する補足情報などについて解説したいと思います。

強度と汎用性に優れた三角型のタモ網

今回動画内で紹介したのは、ジョイント式用の三角型タモ網。なぜ三角型を選んだかと言うと、三角型のタモ網は比較的自作しやすく、なおかつ強度と汎用性に優れているからです。

通常のタモ網は、名前の通りアミ枠が円形をしているのですが、円形に湾曲した形状は負荷に対して非常に弱く、すぐに伸びてしまいがち。対する三角型タモ網は、直線的な形状をしているため、重い荷重に対しても優れた強度を発揮する構造になっています。

また、通常の円形タモ網は、円の形をしているため水深が浅い場所では水に浸かる面積が小さく、魚をすくいにくいという弱点もあります。その点、三角型タモ網は先端が水底に対して平行のかたちになる直線的な形状であるため、水深が浅くても水に浸かる面積が大きく、浅い場所でも魚をすくい易いという利点を持っているのです。

動画内で作ったタモ網の寸法

同動画で紹介している製作方法を応用すれば、より小さなタモ網から非ジョイント式(先端と柄がつながっているもの)も簡単に作る事が可能ですが、中には「動画内で作っているタモ網をそのまま作りたい」という方もいらっしゃる事でしょう。

そんな方のために、同動画内で作ったタモ網の寸法も掲載しておきたいと思います。

上記の画像をご覧頂ければ一目瞭然かとは思いますが、アミ枠の先端の一辺が55cm、他二辺が55cmという作りになっています。アミ部分は、底が55cm、深さが60cmという設計になっています。今回動画内で作ったタモ網は鯉用に設計したものですが、アミの深さや枠の大きさ等を変えれば、更に大きなタモ網や小さなタモ網も製作可能です。

使用した素材と素材に関する補足

ネット

今回使用したネットは、ホームセンターなどで切り売り販売されている汎用ネットなのですが、同じくホームセンター等でネットをお買い求めになられる場合はいくつかの注意点があります。

一つは、網目のある程度大きなものを選ぶ事。網目が小さいネットを使用すると水の抵抗が強くなり、水中での取り回しが難しくなるので、適度に網目の大きいもの(今回は鯉用なので人差し指の指先が入る程度の網目のものを使用)を選びましょう。

二つ目は、ネットの編み目にコブがないものを選ぶこと。市販されているネットの中には編み目にコブが作られているものもありますが、コブがあるものを使うと魚体が傷ついてしまうため、編み目にコブのないものを選びましょう。

六角ボルト

同動画ではジョイント式用のタモ網をつくるという事で、ジョイント部にステンレスの六角ボルトネジを使用していますが、ホームセンターの店舗などによっては同サイズ(W1/2)のステンレス製ボルトネジを取り扱っていない場合もあるかと思います。

ただ、その場合でもステンレス以外のボルトで代用しない事をお薦めします。というのも、ジョイント部は金属部位(ネジ部)が露出する場所であるため、他の素材を使用するとサビを避けがたくなり、最悪の場合ジョイント部を切り離せなくなります。ですから、ジョイント部のボルトネジだけはステンレス製にこだわりましょう。

タモ網があれば釣りは更に広がる

本稿ではタモ網の自作方法に関する動画と、その補足について触れてきましたが、いかがでしたでしょうか。今現在、確実に人気が高まりつつある鯉のルアー釣りを筆頭に、タモ網がなければ自由に釣りが出来ないという場面が必ずあります。逆を言えば、タモ網さえあれば釣りのチャンスは格段に広がり、より多くの魚と出会える事でしょう。

市販のタモ網は高くて手が出しづらいという方も、これを機会にぜひタモ網を自作して、より一層たくさんの魚たちと出会ってみて下さい。

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