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ルアーのフラッシング 効果と科学的根拠

Posted by 加藤展幸 on

1.フラッシングとは

フラッシングとは、ルアーのボディーやブレードが太陽光などを一瞬もしくは断続的にキラリと反射する事で起こる、光の点滅現象のこと。光が点滅する事によって高い集魚力があると言われている。

2.フラッシングの効果と科学的根拠

フラッシングの効果

前述したようにフラッシングには、ルアーの反射光の点滅によって高い集魚効果があると言われている。また、その光の点滅が小魚によるものと対象魚に誤認させ、捕食を誘うとも言われいてる。

光の点滅による集魚効果の科学的根拠

フラッシングの効果の内、「光の点滅による集魚効果」には、ある程度の科学的根拠がある。

明滅なしの画像 明滅ありの画像

上記画像を見てほしい。上記の画像の内、上の点滅なしの画像と、下の点滅ありの画像、どちらが気になるだろうか。

恐らくほぼ全ての人が点滅ありの方を選ぶだろう。こうした点滅を繰り返すものには直視しているか否かに関係なく、強く目を引く性質(誘目性)があり、人間社会でも看板や警告灯など様々な場面で使わている。

魚も人間と同様に光を感じる事が出来るため、ルアーのフラッシングもこの点滅する画像と同様の効果があると考えられるわけだ。

誤認効果の科学的根拠

対象魚に対し、ルアーのフラッシングが小魚によるものと誤認させるという説を裏付ける科学的根拠も弱いものではあるが、あるにはある。

まずはじめに、一部の魚ではあるが、魚たちも学習能力を持つことは研究によって判明している。例えば鯉は餌付けを続けると、飼い主の足音などで餌をもらいに寄ってくるようになる事は広く知られている。

同様に、自然界の「小魚を餌とするルアー対象魚たち」が、「小魚が起こす光の点滅によって餌の存在に気づき、捕食に至る」という行為を日常的に繰り返していれば、「小魚サイズの点滅光は餌の存在を知らせるもの」と学習している可能性はある。

もしルアー対象魚たちがそういった学習をしているならば、ルアーのフラッシングによる点滅光を小魚が放ったものだと誤認する可能性は十分にあるわけだ。

3.フラッシングは強力な集魚要素

前述してきたように、ルアーのフラッシング効果はそれなりに科学的根拠も伴っている。

しかし、そんな科学的根拠などなくても、フラッシングの集魚効果は釣り人なら身をもって知っているだろう。

もちろん、フラッシングをしないルアーが効果的でないというわけでは全くない。しかしフラッシングが強力な集魚要素となるのも事実。うまく取り入れて釣果につなげていって欲しい。

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