要約
ダサいように見えても、釣りのファッションには理由があります。
汚れを気にせず動きやすい事や、魚に存在を悟られないよう自然になじむ事、そして小物を入れやすい事など、様々な条件から釣りに適したファッションを選んでいるのです。
人間から見ればおしゃれには見えないかもしれませんが、釣果を優先したファッションという事です。
詳しくは以下参照。
釣り人はオシャレがやりづらい
釣り人のファッションがダサいと言われる事が多いですが、第一の理由として、そもそも釣り人はオシャレがやりづらいのです。なぜなら釣りは汚れるスポーツだからです。
釣りを本格的にやってみると分かりますが、釣りは汗をかくだけではありません。背の高い雑草はかき分けて進んだり、魚に水しぶきを飛ばされたり、蜘蛛の巣がに絡まったり、汚れた手すりを乗り越えたりと、服が汚れる事で溢れています。
それだけではなく、時にはイバラで服が裂ける事だってあります。そんな状況では、とてもオシャレなファッションなんてして行こうとは思えません。つまり釣り人は汚れたりしてもいいファッションを着ているわけで、必然的にオシャレじゃないファッションの釣り人が多くなるわけです。
一見ダサくても釣果のため
釣り人の中には全身を緑の服でかためた人や、迷彩系の服や地味なアースカラーのファッションをする人がたくさんいます。釣りをしない人からすればこれらも「ダサいファッション」かもしれませんが、これらのファッションにも理由があります。それは自然や風景に同化して魚に違和感を与えにくくするため。つまり簡易的な擬態をしているのです。
釣りをしていると、水深が浅い場所や魚が水面に浮いてくるなどして、魚から釣り人が見えやすくなる状況が頻繁にあります。そんな時に魚から目立つファッションなどをしていると、魚から見つかって逃げられてしまったり、こちらに気づいて警戒心から釣れなくなったりする事があるのです。
実際、警戒心の高い魚種を相手にしていると、ファッション一つで釣果が変わる事がよくあります。そんな理由から釣りが上手い人は「釣りに適したファッション」にこだわる人も多く、ダサいと思われても、その理由は至極合理的なのです。
釣り人のファッションがダサい本当の理由
今回は釣りのファッションがダサい本当の理由について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。釣りというスポーツは、上手く釣ろうと思うと道具だけでなく釣り人自身のファッションにまである程度の合理性を求められる。
だからこそ、釣りをしない人から見ると妙なファッションに見えたとしても、釣りが上手い人ほどファッションには合理的な理由があったりするわけです。