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バスの体色の違い 理由は環境への擬態

Posted by 加藤展幸 on

バスは擬態するハンターだった

一昔前までは、多くのアングラーが「黒いバス=日焼けしているから」「白いバス=水が濁っているから日焼けしていない」といったように、バスの体色は太陽光と関係があると勘違いしていた。

しかし近年、アメリカの専門機関の研究によって、バスの体色の違いは周囲環境への擬態が主な理由である可能性が高い事が判明している。この説が正しいならば、つまりバスの体色の違いは、防衛や狩りのための変化であるという事。

また、この性質を逆手にとる事で、自分が釣ったバスがどういう場所にいたか、どういう状態のバスであったか等が、大まかにではあるものの、推測が可能だという。

背中が黒く、体の側面が緑で、側面にある黒い斑が濃く、腹が白い場合

こういった体色を持つバスは、そのバスがクリアウォーターの環境で、良いウィードなどのベジテーションや、良いカバーについていた時に発する体色なのだそうだ。 

背中が黒いと鳥などから発見されにくくなり、側面の黒と緑が濃いと迷彩柄と同じ役割でウィードなどの環境に紛れやすくなる。そして腹部が白いのは下から見られた時に空中の景色や水面の光の反射に紛れやすくなる、という事なのだろう。

体色が薄く明るい場合、黄緑色や黄色味を帯びている場合

こうしたバスの体色は、そのバスがディープエリアでサスペンドしていた場合や、シャローのマッディウォーター下にいると発する事が多い体色とのこと。

この色を発する他の主な条件としては、上記の環境+障害物などがないオープンウォーターである。または大きな集団で行動している場合(スクールをつくって活動している場合)など。

身を隠す障害物が無く、水質そのものに体色を寄せた結果と考えられる。

体色が白や黒をベースとした色をしている場合(灰色っぽいバスなど)

釣ったバスがこうした体色をしている場合、その個体は障害物についていたものの、その障害物が岩や木などのハードカバーで、かつ周りにウィードなどのベジテーションがなかった場所にいた事を意味するのだそうだ。

こういった体色は、擬態の達人であるカエルが岩などにくっついている時でもよく見られる。カエルほどではなくとも、岩などについて体色を灰色にするところは見事な擬態と言えるだろう。

この知識を実釣に活かせるかどうかは微妙なところ

このように、バスの体色はバスがいた環境を物語っている事が分かった。しかし現時点では、バスの体色変化は24時間以内に起こるという事までしか判明していない。

そのバスが特定の環境に対し、体色を変化させるほど定着していたという事が体色から推測可能になった事は間違いない。しかし24時間以内に変化するという事は、釣られる直前まで同環境にいたのか、何時間も前に同環境を去っていて釣られた時には別の環境にいたにも関わらず、体色変化を起こす前に釣られただけなのか、判別できないという事になる。

釣られる直前の状態を示しているとは限らないのであれば、現時点では、この知識を実釣に活かせるかどうかは微妙なところ。研究が進めば、より詳細に分かるであろうから、更なる続報に期待しよう。

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